なら 手数料無料で 月々¥9,000から
去年のオークションで約34万円で落札された清末(19世紀後半)の扁燈壺に基づいて作られたもの。
宜興の趙莊地域で取れた朱泥の
「嫩鉱」(原石を細かくすることが比較的に簡単だが、シングルオリジンで土を作ろうとしたらペーストに近い状態になりがちで使えない)
と
「老鉱」(粒子が硬いほう)をブレンドしたもので制作された。
これで昔の壺の風合いをよく再現していて、
さらにお茶に対して独特な抽出効果があると思った。
鉄分は磁石吸引という形式で適度に取り除いて、ほどよく黒みが現れる。
詔安八仙、単叢、岩茶で試したが、
お茶の花的な香り、いわゆる軽やかな部分は白磁ほど10割出ることはないが、
7割ほど抑えられて、でも毎煎毎煎しっかり感じられている。
味わいの部分をよりコクがあるようにさせて、
まさに「滋味深い」と感じた。
繊細で完成度が高い作りありながら、手作りの跡が所々窺えて(注ぎ口の可愛らしさ…!)、
古風で上品なバランスを成している。
個人的に原作を超えている部分が多いと思う。
最初から最後まで、板で叩いて成形しているため、
全体の密度が高くて、
手に持つ時にどっしりとする。
「泥門」(外見的な密度)もしっかりしていて、個体によって差があるが、内外しっかりと皺が現れている。
‐
育てると古物のような風合いが出る。
https://qiezu.thebase.in/items/121527341
参照