工夫茶的な烏龍茶の淹れ方の起源地と言われて、
17世紀初期武夷岩茶の製茶にも多く関わってきた漳州
自らの烏龍茶品種「白芽奇蘭」。

こちらは焙煎が弱くて、淹れるうちに火入れの香りが消えて、茶湯がだんだん茶色を脱却して、
蘭的な香りが口の中に咲く。
鉄観音と同じ蘭的な系統の香りだが、かなり違う方向性していて、
弱めの焙煎でその「白芽奇蘭」の品種の香りをよく表現している。
またこれ故、冷蔵庫か冷凍庫での保存がが推奨で、一年以内にそのフレッシュさを楽しめる。

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生の茶葉のめは白化率が高くて、「白芽」
前近代によく茶名などに使われる、「特別」を意味する「奇」
蘭的な香りをしているので「蘭」。

ずっと閩南でも泉州の「鉄観音」、閩北の岩茶と比べれば、
知名度も人気がそれほど高くなくて、
お茶を「日常茶飯事」のように常飲する漳州地元の「茶客」は一番の消費者かな。
（漳州も最近、岩茶が一番人気）

作り手によって、同じ品種でも全然違う香りと味がしていて、

良質な精油的な香りが力強く口と花に残る。

茶樹は大芹山で育ったもので、無農薬で有機肥料育ち。



ちなみに山奥にある平和県は、 2019年までに福建省レベルの「貧困県」であって、
観光業などでそれ以降やっと貧困県から脱却できました。
お茶については、並のものはもちろん多いですが、
まだまだすごくコスパのいいものに出会えます。