SOLD OUT
✫
[紹介]
2024年9月15・16日、
ジャスミン茶の原産地で
現在も高品質ジャスミン茶の都である
福州から、
第一線の茶師・プロ中のプロである
陳威威さん(福州市非遺傳承人<無形文化財保持者/「人間国宝」>)を京都に招いて、
人を感動させる高級ジャスミン茶と諸花茶の
製茶ついてのノウハウについて講義および喫茶(喫茶は日曜)を行う。
北白川糕糰店が扱う茉莉(ジャスミン)茶を体験したことある方が分かるその絶妙の香りは、
無数のノウハウで積み上げられた結果である。
高級な花茶な、ある程度密封された加工室で、
複数回花を交換して
その香りを「茶胚」(ベース)に吸収させる必要がある。
着香する過程は「窨」(薫)と呼ばれるが、
「窨」において、
花の咲き具合、茶葉の調子だけではなく、
毎回加工室・茶葉の温湿度、換気量など、
経験に基づいて調整しなければならない。
適正な調整を行わなければ、
茶葉がこれ以上花の芳香物質を吸わない
あるいはこれまでの回で、
すでに吸った芳香物質を吐き出すことになる。
出来上がる「花茶」に蓄積できる香りの高さは、茶師の
茶葉・花の品種・製法・性格と変化に対する
認識の深さの体現でもある。
*「窨」は元々福州の花茶産業における専門用語であったが、
一昔前絶対的な花茶シェア率で全国の同業者ないし消費者に広まった(現在は他地域の安価花茶のシェア率の上昇でシェア率が落ちている)
陳威威さん(写真4枚目左)が長年
先生の陳光富さんと一緒に製茶してきて、
福州のプロの間に蓄積されてきたノウハウを吸収する以外、
霊魂=花の香りを支持する
花茶の肉体である茶葉をより徹底的に知るために、
8年前から白茶の原産地である福鼎で修業してきた。
白茶の製茶によく使われる「福鼎大白」という品種の茶樹が、
若葉が産毛に富み(=表面積が広くてより香りを多く吸着できる)
よく緑茶に製茶して高級ジャスミン茶のベースとして使われる。
よく飲まれるものの、よく知られると言えない
福州花茶の良さと難しさを世人に知らせることに情熱を持つ
陳威威さんが
16日に北白川糕糰店に行う講習会では
花茶の製茶工程における諸ノウハウを惜しみなく教える以外、
北白川糕糰店店主とともに福州と福州以外における
花茶の産業史と文化史についての内容も伝える予定。
(琉球人が見た福州の茶業、さんぴん<香片>茶と歴史上の福州・台湾の繋がり、
20世紀初頭の高級ジャスミン茶は三窨?五窨の技術はいつ確立された? etc.)
15日㈰の喫茶の詳細情報は後日公開。
また、茶を支える道具の中、
日本で貴重されてきた黒褐色の唐物茶入の原産地とされる
福州の洪塘窯のものと福建の古民窯のもの
を精力的に収集・研究してきた。
当日も実物をもって、
参加者の皆様に新しい視点を紹介できたらと考える。
花茶講習会・喫茶の一週間後の
9月22日㈰・23日㈪㈷は
池半で
陳威威さんによる白茶の講習会・陳威威さんが在廊する喫茶を行う予定、
詳しくは後ほど公開する。
両会とも、
陳さんが特製した「製茶の差が分かる」各段階・各種類の茶葉・花茶を淹れて飲みながら、
北白川糕糰店が本会に合わせて製作したスイーツを楽しめる。
✫
[場所]
北白川糕糰店
〒606-8266
京都府京都市左京区北白川久保田町64−24
https://maps.app.goo.gl/dS6KCd2cKD2pMXGS8
✫
[時間]
2024年9月16日㈪
14:30-17:30
✫
[参加費]
一名15,000円(税込み)
✫
[申込方法]
DMでご連絡いただいて事前振込か
北白川糕糰店のbaseショップでチケットを購入
(写真は全部陳さんのご提供)
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※この商品は送料無料です。