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「南姜」(ナンキョウ・ガランガル)はショウガ科の植物で、
その根茎は潮州と東南アジアでよく食べられる。
この品種は鳳凰単叢のなかで、南姜の香りに通じるものである。
黄さんは本作がよくガランガルを再現できたと評した。
花的な香りとハーブな味わいが織る不思議な美味しさ。
品種名:南姜
山門:東郊
樹龄:記載なし
別名:姜花香
摘採期:穀雨前后;
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黄さんは、鳳凰単叢に関する多い情報をシステム的に整理・紹介した『中国鳳凰茶』の著者、鳳凰茶の「歩く辞書」と言われる黄柏梓の孫娘でもある。
彼女は幼少期から茶を飲むこと・製茶全般に馴染んでいて、さらにお爺さんの影響で単叢に対し深い理解を持っている。
この理解の深さから生まれた味わい深くて、品種の香りが生かされる単叢、どうぞお楽しみください。
黄さんのお茶はすべて炭焙。お茶の内容物を最大限に活かすために、一回にお茶を焙じる度合いはやりすぎずに、残存する酵素などの働きで「青さ」が戻ったら、また焙じる。この過程を概ね一年を跨いで、合わせて「三焙」が行われる。
彼女の作った単叢の共通点は、煎数を重ねるにつれて香り・味の減衰がすごく緩やか。最後までも上質な香りを帯びる味わいが持続し、葉っぱの生くささが出ない。