沖縄本島北部に4代に渡って製茶を茶農家さんである
比嘉竜一が農作物に対する情熱と長く蓄積されてきたノウハウと
天才的な製茶力で生まれたBOPのなかでは
かなり香り高い・味わい深い一作。
Standardは安定生産できるBOPタイプで
沖縄ほくの山間部で栽培された
日本で開発された紅茶用・緑茶用品種
べにふうき、ゆたかみどり、べにほまれ、やぶきた
でブレンドされた作品。
実は比嘉さんが作ったシングルオリジンの
リーフタイプの「紅茶」は
本当にびっくりするほど、
良質な武夷岩茶ほどの味わいと香りがするものあって、
現在量産できる見込みがまだないが、
今後楽しみ。
茶水比、
1:50-60の淹れ方でも美味しく淹れられるが、
1:15-20という工夫茶的な淹れ方でもある種の真味を引き出せる。
昔さんぴん茶(<茉莉>香片)が福州・台湾、
緑茶が熊本に頼る時代が長い沖縄だが
琉球時代には、製茶を試みられて、
「喜舎場家の文書中にある1854年(咸豊4 )の「紙漉方并茶園方例帳」には、清明茶・武夷茶・白毫武夷茶・松羅茶・もみ茶・上茶・中茶・大葉茶・中飛茶・吉松茶・盤若寺茶・秋月茶などの和漢の茶の銘柄が登場しており、日本茶と唐茶双方の文化が共存している状況を窺うことができる。」*
供給はやはり清・日本に頼るところが多いと言わる。
今後、沖縄産の紅茶楽しみだ!
*大槻暢子・岡本弘道・宮嶋純子「沖縄における茶文化調査の概要と今後の課題」(『東アジア文化交渉研究』第2号 2009)
岡本弘道「近世琉球における茶文化の重層性」(『東アジアの茶飲文化と茶業』関西大学文化交渉学教育研究拠点2011)pp.95-115