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万太郎さん、香織さん、一代さんの思いを蘇さんが受け取り、
そこから生まれた、実用容量約110ccの
オリジナル徳化手拓薄胎白磁蓋碗です。
「手拓」とは、磁土が柔らかく轆轤成形に向かない徳化において、
15世紀前後にはすでに用いられていた成形技法です。
日本語で言えば、「型作り」における玉作りに近く、
型に磁土を指で押し当て、少しずつ伸ばしながら成形していきます。
成形時、目視だけでは胎の厚みを正確に判断することが難しく、
作り手は指先の感覚と経験に頼るほかありません。
そのため、完成した器には厚みのわずかな揺らぎが生じ、
不均一な光の透過具合として現れます。
また、土と型の間にわずかに残る空気によって生じる
微小な皺が、表面に味わいとして残る点も特徴です。
一方で、このレベルまで極限化された薄さは、
近年徳化で活動する陶芸家や職人たちによる、
「超絶技巧」とも言える新しい創造でもあります。
今回の110ccというサイズは、
この薄さを保てるほぼ限界に近いと蘇さんは言います。
実際、12月には二窯分ほどがほぼ全滅となり、
比較的調子の良い窯であっても、歩留まりは約七割に留まっています。
今回の蓋碗は特注制作により、
他ギャラリーや作家個人のアイデアから生まれる作品と比べ、
比較的手に取りやすい価格での提供が可能となりました。