SOLD OUT
時代:20世紀初頭か19世紀末
江戸時代にも煎茶道具として、日本に入って、
煎茶が趣味だった文人画家・椿椿山の日記『椿椿山日記』などにも登場した独特な造形。
前近代ないし20世紀中期までに、
漳州、福州、広東の一部でも作られてきた、
注ぎ口と持ち手が平行に近い角度を成し、
注ぎ口がやや内側に曲がっている造形の湯沸かし。
注ぐ時に、腕をそれほど曲げなくても、注ぎ口が使い手に向かえて、それで水流を観測できる造形。
こちらは裏面の醤油色の釉薬がかかっているもので、広東石湾窯の可能性が大きい。
こちらの個体は、注ぎ口はまさに江戸時代の煎茶図録に登場した極めて湾曲した形している。
きれいな状態ですが、
古物なので、飾りとしてしようするか、
本来の用途に使う場合は
しっかり煮沸消毒、重曹入のお湯で匂い取りしてください。
昔ガス火強い熱源があまり使われてなかったため、
炭、アルコールランプなど弱い火力ででご利用ください。